【棋書レビュー】『新 アマ将棋日本一になる法』に学ぶ基準上げの大切さ

         

こんにちは、ステハです。

 

本日は、『新 アマ将棋日本一になる法』という本をレビューしていきたいと思います。


 

本書は、アマチュア全国大会優勝経験者を集め、

将棋の上達法に関するものを中心に様々なテーマで

自分のことを書いてもらおうというものです。

 

みなさんのエピソードや真剣師の伝説など面白いところはたくさんあるのですが、

そこは読んでのお楽しみとして、

ここでは、私が本書を読んでわかった

すべての強豪に共通する上達の鉄則、「基準上げ」の話をしようと思います。

自分より強い人と指す

 

将棋上達の最も重要な考え方は、

「強い人から知識や感覚を盗む」

ことであることは、このブログでは何度か書いてきました。

 

やはり本書でも、ほとんどの人が

「自分より強い人と指し、感想戦をする」

「強豪の将棋を観戦する」

といった上達法を推奨しています。

 

実際、強い人と毎日指せるような環境を

どこかで作っている人が多いです。

 

 

さて、強い人に教えてもらうことはもちろん重要なのですが、

自分以上に強い人が集まる道場などでコミュニティを作るのには、さらに良い効果があります。

 

それが、基準上げです。

 

目標の基準上げと努力の基準上げ、二つを解説していきます。

 

 

目標の基準上げ

 

目標の基準上げとは、一言でいうと

「常に高く目標を設定する」ということです。

 

人間は、目標がないと行動しない生き物です。

 

「絶対にこの目標を達成したい!」

 

と一度心に決めないと、楽しくないことはサボってしまうのです。

 

 

 

アマ日本一になった人たちとはいっても、

初めからアマ日本一を目標にしている人はいません。

 

始めは、負けたあの子に勝つとか、道場で初段になるとか、

小さな目標です。

 

しかし彼らの違うところは、

小さな目標を達成するたびに大きな目標に塗り替えていったところです。

 

 

 

「コンフォートゾーン」という言葉があります。

 

日本語では「快適な空間」ですが、

ストレスなく過ごせる空間のことを指します。

 

そして、コンフォートゾーンから抜け出さない限り

人は大きく成長することができません。

 

 

将棋は時間をかければ誰でもそれなりに強くなります。

 

時間さえかければ、同じ初心者からスタートした仲間がいても

大きく差をつけることは可能でしょう。

 

しかし、そこで満足してしまうと更なる成長は見込めません。

 

 

より大きな道場などに行って強い人ばかりの環境にする。

 

すると周りの人たちに追いつこうと考えるし、

また周りの人たちの目標に自分の目標を合わせるようになる。

 

これにより、自分の目標は自然と上がっていく。

 

これを繰り返しているうちに、最終的には県代表を取って

「次は全国優勝」というふうになっていくのでしょう。

 

 

上には上がいることを受け入れる前に、

少しでも上に行こうと思えるか。

 

日本一に上り詰めるような方々と普通のアマの違いは、

才能でもなんでもなく、この考え方にあると思います。

 

 

努力の基準上げ

 

強い人たちのいる環境に飛び込むのは、

目標の基準が上がること以外にもう一つ意味があります。

 

それが、努力の基準上げです。

 

 

自分より強い人は、何かしら自分より努力をしています。

自主的に道場に来るような人たちならなおさらでしょう。

 

強い人たちと接することで、

そのような膨大な努力はやって当たり前という考えになっていきます。

 

 

例えば、同じ「今日はたくさん勉強した」と言っても、

高3生が言うのと小学生が言うのでは勉強時間は大きく変わります。

 

周りのレベルが高くないと、頑張ろうと思っても

なかなか努力レベルを上げられないものなのです。

 

逆に周りのレベルが高く努力の基準が上がっていれば、

息を吐くように努力できるようになります。

 

 

以上で基準上げについての解説を終わります。

 

本書を読んでみると、

将棋の上達における環境の重要さがわかってきます。

 

あなたが伸び悩んでいるのも、もしかしたら

環境が良くないのかもしれません。

 

本書は、自分の努力や環境を見直すのに最適な一冊です。

 

棋力にかかわらず、ぜひ一度目を通してみてください。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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