もう迷わない、詰将棋の解き方

ここでは、詰将棋の解き方について解説していきます。

詰将棋とは、例えば下のようなものです。

後手の持駒:飛二 角二 金 銀四 桂三 香四 歩十八 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
| ・ ・ ・ ・ ・v玉 ・ ・ ・|一
| ・ ・ ・ ・ ・ ・v金 ・ ・|二
| ・ ・ ・ ・ 金 ・ ・ ・ ・|三
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|四
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|五
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|六
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|七
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|八
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|九
+---------------------------+
先手の持駒:金 桂 
手数=0    まで

 

将棋は相手の王様を討ち取れば勝ちのゲームですが、
詰将棋はその討ち取る瞬間だけを切り取って問題にしたものです。

この問題では、▲3三桂△同金▲4二金とすれば後手玉は詰み。

このような問題を、三手詰と言います。

 

さて、なぜここにきて詰将棋の解き方なのかというと、
詰将棋はこれから先ずっと付き合っていく将棋の上達法だからです。

 

強くなるために必要なたった一つの考え方では、
将棋上達の最高の方法は
「高段者に知識や感覚を教わること」と書きました。

 

その理由は、将棋に絶対的な答えがないからです。

 

しかし、詰将棋には絶対的な答えがあり、
よほどひねくれたものでない限り、確かな実力を身に着けるのに役立ちます。

 

詰将棋の効果については、こちらの記事でも詳しく解説しています。

 

【将棋上達法の王道】詰将棋を解くと強くなる10の理由

 

詰将棋は今すぐにでも始めるべきです。

ぜひ正しい解き方を習得して、実力を伸ばしていきましょう。

 

詰将棋の選び方

詰将棋を解く前に、自分に合った詰将棋を探す方法を解説します。

 

世の中には様々な詰将棋の本やサイトがありますが、
最もやりやすいのは、手数ごとに問題がまとまった本でしょう。

手数という明確な基準を見ながらレベルアップできるので、
自分の成長がわかりやすく、やる気が出やすいです。

初心者なら一手詰から始めればよいですし、
それができるようになれば三手詰、五手詰と段階的に進んでいけます。

 

出版社を通した本以外にも、ネットで探せば詰将棋はいろいろ見つかります。

しかし、見にくかったり、解説が貧弱だったりと、不都合が多いです。

 

やはりここでもしっかりとお金をかけて、
上達に最適な環境を作ってあげるのが大切です。

 

Q.紙の本?電子書籍?

購入形態は「電子書籍」が圧倒的にオススメです。

電子書籍なら場所をとらず、好きな時に読めます。

定跡書のようにページをペラペラめくって内容を探すようなことがないので、
電子書籍で読むデメリットがありません。

私はkindle(Amazonが提供する電子書籍サービス)を使っていますが、
紙の本ではありえないセール価格で買えることもよくありますし、
問題集系の本を買う時は重宝しています。

 

例えば初心者から有段者まで手数別でステップアップできるシリーズとしては、

高橋九段の『〇手詰将棋』シリーズや、

伊藤七段の『逆転の〇手詰』シリーズがあります。

 

さらに有段者以上を対象とした、

勝浦九段の『詰将棋道場』シリーズもありますし、

その他高段者でもずっと楽しめる、

個人出版などの難解な作品集もそろっています。

 

 

ぜひともkindleなどの電子書籍を活用しましょう。

 

Q.何手詰を解けばよい?

立ち読みやサンプルページで最初の十数問を解いてみて、

30秒~1分で解けるか解けないかくらい

のものを目安にしてください。

 

同じ手数の本でも、難易度が大きく違うことはよくあります。

 

逆に、ほとんどの問題が1分かけても解けないというような場合、
その本は後回しにしましょう。

難しい問題に頭をひねるのも重要に思えますが、
特にはじめのうちは、易しい問題をしっかり解けるようになることがより重要なのです。

 

オススメの詰将棋本シリーズはこちらのページで紹介しています。

【上達に最適】 手数別の詰将棋シリーズ4つを比較

補足として、自分が瞬殺で解ける詰将棋の本を買うという考え方もあります。

 

これの主な目的は、大会前のウォーミングアップだったり、
直感で手を思いつく練習だったりします。

このようなやり方をやってもいいですが、
必ず同時にちょうどいい難易度のものも進めるようにしてください。

 

あくまでそちらがメインです。

 

 

詰将棋の解き方

それではいよいよ、詰将棋の解き方について解説していきます。

基本的には、問題を見て考えて、解答を見て答え合わせをします。

その中でいろいろな疑問が浮かぶと思うので、それらに応えていきます。

 

Q.盤には並べないほうが良い?

盤に並べてはいけません。

 

詰将棋は、詰みの手筋を覚えるというだけでなく、
先の局面を脳内で考える訓練という大きな目的があります。

 

強い人が詰将棋を盤に並べて解いていることがあるかもしれませんが、
それは何十手もする詰将棋だったり、
観賞用のものだったりします。

 

1~9手の詰将棋本をステップアップで解いていくという段階では、
絶対に盤で動かしてはいけません。

 

Q.解けなかったら答えを見ていい?

まずは初手だけ見ましょう。

ページ繰りを素早く行えば、初手だけ見て問題図に戻すことができるはずです。

初手だけを確認して、二手目から考えてみましょう。

 

ただし、そう簡単に初手を見てしまってはいけないので、
5分かけて解けなかったら見る、という風に決めてしまいましょう。

そしてそれでも5分解けなかったら、二・三手目だけを見ます。

 

これを繰り返して、解けたというスッキリ状態で解答を見てください。

 

また、詰将棋を解く上で最も避けなければならないのは、

ダラダラ解いてしまうことです。

 

詰将棋をダラダラ解いていると、

実戦でも読みを入れるべき場面で頭が働かなくなります。

 

わからなすぎてダラけそうになるくらいなら、初手を見るほうが良いのです。

 

Q.同じ本を何度も周回すべき?

周回することには一定の意味があります。

 

詰将棋本は一冊に200問ほど収録されていますから、
なかなか答えを覚えるということはできません。

その上で周回して、どの問題もすぐに答えられるようになったら、
それらの詰手筋を習得したと言えるでしょう。

 

しかし、一冊を徹底的にやればいい、という論調には賛同できません。

将棋は広いので、3手詰や5手詰を
200問程度でカバーできるわけはありません。

やはり五冊ほどまとめて買って、
それだけ買ったものを何度も読むのが良いでしょう。

 

 

 

詰将棋を解くことに関して、
特に疑問がよく起こるところを解説しました。

これらのポイントを押さえれば、あとはやるだけです。

頑張っていきましょう。

 

1.将棋上達の基礎知識

2.強くなるために必要なたった一つの考え方

3.もう迷わない、詰将棋の解き方

4.有段者、高段者の世界

☆. 推奨教材